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練習について

Q:練習の際、太鼓の数が足らないときはどうすればよいですか?

A:和太鼓を習いたいと思ったとき、和太鼓教室に通ったり、すでにある和太鼓のグループに入るのなら問題ないとは思いますが、新しく和太鼓のグループを立ち上げたときなどは、太鼓は非常に高価なものですので、本物の太鼓で練習をするのは難しいものです。
私たちも和太鼓のグループを立ち上げたときは、太鼓が一台もない状況でしたので、指導していただいたところから数台持ってきていただき練習をしました。それでも数が全然足りなかったので、古タイヤをもらってきてそれを椅子にくくりつけ(下の写真のように)和太鼓のかわりにして練習しました。太鼓の音はでませんが、ちょうど太鼓をたたいている感覚になり練習にはもってこいでした。
タイヤでは物足りないという人は、ほかのグループなどにお願いして1台でもよいので和太鼓を借りてきて練習してはどうでしょうか。一台でも本物があると練習にも気合がはいりますので。
※私たちは、結成当初しばらくの間、隣町にある和太鼓のグループの方にお願いして練習や演奏のたびに太鼓を借りていました。なかなか大変でしたが、今ではなつかしい思い出になっています。

Q:和太鼓をはじめたのですが曲が覚えられません。どうすれば覚えられますか?

A:これは私が行った方法ですが、覚えたい曲を録音して、車の中とか、歩くときとか、何かをするときにも可能な限りずっと聞いていました。そうすると自然にそのメロディーが頭の中に記憶されて、太鼓のリズムを口で唱えることができるようになり、自然に覚えていました。あとは、練習の際に実際に叩いてみる、ということの繰り返しをしているうちに、叩けるようになりました。
※曲を覚える方法は人によって違うと思います。楽譜をみて覚える人、メロディを聞いて覚える人、実際に叩きながら覚える人などさまざまですので、これがよいというのはありません。自分にあった最良の方法をみつけることが大切です。
※私が子どもの頃に習った獅子舞の太鼓は、楽譜がありませんでしたので、すべてその場で耳で聞いて繰り返し叩いてみて覚えるという方法でした。教えてくれる方の話を聞きのがないように一生懸命聞いて、動作を目に焼き付けて、必死で練習したのを思い出します。もちろんビデオもない時代ですので、家に帰って確認することもできません。一番大切なのは、覚えようとする気持ち(やる気)なのかもしれませんね。

Q:和太鼓の自宅での練習方法はどうすればよいですか?

A:和太鼓を実際に叩くことができるのは、練習場だけです。したがって、練習場以外の場所では口唱和(太鼓のリズムを口で唱えること。)で曲を覚えたり、左右の手の動きを練習しておき、練習場に行ったときに実際に叩いてみる、この繰り返しが良いと思います。また、最近は、スマホとかで動画も撮れるし録音もできます。習った曲の動画を撮ったり、リズムを録音しておき、自宅で繰り返し見て復習するのも良いでしょう。

Q:和太鼓を演奏するときに大きい声がでません。どうしたら大きな声が出せますか?

A:最初の頃は、ひとりだと恥ずかしさもあってなかなか大きな声を出すことは難しいと思います。そんなときは、みんなで一斉に声を出す練習を繰り返しすればどうでしょう。みんなでやれば怖くないではないですが、何度もするうちに大きな声が出るようになります。
そのうちに慣れてきて一人でも大きな声が出せるようになると思いますよ。

Q:最近和太鼓をはじめたのですが、初心者向けの練習方法や練習曲などを教えてください。

A:まずは、和太鼓教室などにかよって、バチの持ち方、太鼓の叩き方、リズム打ちなどの基本をしっかりと練習することが大切です。基本さえしっかりと学んでおけば、色々な曲に応用がきくため上達の一番の近道になります。
練習は一人でもよいですが、できれば複数人で練習した方がお互いに切磋琢磨して良い刺激になり、モチベーションを保つこともできるでしょう。また、和太鼓は楽しみながら叩くことが一番です。皆で和気あいあいと練習できる雰囲気をつくりましょう。
練習曲は、簡単なものから始めるのがよいと思います。ちなみに、私たちのグループが最初に取り組んだ曲は、「ぶちあわせ太鼓」、「八丈島太鼓」、「三宅太鼓」などでした。

Q:和太鼓をしたいのですが、現在二十歳です。今からでは遅いでしょうか?ある程度できるようになるまでどれくらいかかりますか?

A:和太鼓を始めるのに年齢は関係ありません。ちなみに私は30歳から和太鼓を始めました。話を聞いていると、定年退職後に始めた方もいるようです。和太鼓を始める目的は人によって違います。上達して和太鼓の達人を目指したい人、健康のためマイペースで太鼓を習いたい人、仲間づくりをしたい人など、さまざまなのでそれぞれの目的に合わせて練習すればよいと思います。
練習を重ねて、曲を打てるようになると自信もつき和太鼓が楽しくなります。上達のペースは個人差がありますが、まずは基礎をしっかりと習うことで、いろいろな曲に応用が利くため、その後の上達のスピードが格段に速くなります。
私たちは、初心者だけの集まりでしたが、週1回の練習で、2か月後には、曲を1曲叩けるようになりました。曲が叩けるようになると太鼓が楽しくなり、ますます練習に熱が入ったのを覚えています。

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