和太鼓の達人

和太鼓の歴史、種類、魅力、教室、奏者などを解説紹介!

月別: 2019年11月

和太鼓奏者 高田 淳

8歳から太鼓を始め、1998年に太鼓DODAN-PAを結成しました。その後、ZI-PANG及びヒダノ修一with太鼓マスターズにも参加し、メンバーとして、ソリストとして活躍しています。また、和太鼓のさまざまな可能性を考え、エンターテイメントとしての和太鼓を追求し、同年代の太鼓奏者でMUSA武士を結成しました。

拍子木

「拍子木」とは、樫(かし)などの堅い木で作った四角い棒状で、その名の通り拍子をとるための木製の音具です。二本の四角の棒を打ち合わせると、耳をつんざくような甲高い音を出します。カーンと乾いた響きは楽曲の始まりや終わりに強いアクセントを与えます。

銅鑼(どら)

「銅鑼(どら)」は、青銅、真鍮、鉄などでできた金属製の円盤で、多くは、枠に吊るしてバチで叩いて音を鳴らします。中心部を打つと低い音が出て、周辺部を打つと高い音が出るなど、打つ場所によって音の高低が違ってくるので、打つ位置を調整することによって、様々な表現ができる楽器です。

チャッパ

「チャッパ」は、お祭りのお囃子や和太鼓演奏、神楽、田楽、歌舞伎などで幅広く使用されている和楽器の一つです。小さなシンバルのような形をしており、飾り紐がつけられています。2枚の「チャッパ」を手で持って、打ち合わせて使用します。

当たり鉦(チャンチキ)

「当たり鉦」は、「チャンチキ」とも言われ、お皿のような形状で、和太鼓や締太鼓、笛などとともに祭りのお囃子や和太鼓の演奏に使われています。真鍮(しんちゅう)製で、さまざまな大きさのものがあります。撞木(しゅもく)と呼ばれる先端に鹿の角のついた棒で叩いて演奏します。

篠笛(しのぶえ)

多くの和太鼓のグループは、演奏の中に篠笛を取り入れています。また、曲の構成に篠笛の独奏を取り入れるなどして、太鼓の迫力と篠笛の静寂といったアクセントを持たせたりしています。 篠笛は和太鼓と大変相性の良い和楽器であると同時に、和太鼓にはなくてはならないものともいえるでしょう。