太鼓を打つ前に準備運動をします。いきなり太鼓をガンガン打つとからだを痛めてしまうおそれがあります。いろいろな運動がありますが、ここでは私たちのグループがやっているメニューをご紹介します。バチを両手で持って、そのまま手を離さずに内側からぐるりと回す。そして元に戻す。その動作を繰り返します。これは手首を柔らかくするための運動です。
これらは私たちが練習を始める前に行っていた体操ですが、ほかにも首を前後左右に回したりアキレス腱を伸ばしたりと色々な体操を必要に応じて取り入れてみてください。
➀屈伸(くっしん)運動
まずは屈伸運動を行います。これは膝を傷めないための体操です。
両足をできるだけくっつけて、屈伸の時にはかかとをできるだけ地面から浮かさないことが必要です。ゆっくりと、ひとつひとつの動作をしっかりとすることがポイントです。
最初は体が硬いので、かかとをあげずにとなるとなかなか難しいものですが、頑張ってください。
出典:和太鼓入門((株)太鼓センター)
➁伸脚(しんきゃく)運動
腰を十分に落とし、片方の足を曲げてもう一方の足を伸ばします。そのまま腰をできるだけあげずに今度は曲げている方の足を伸ばし伸ばしている方の足を曲げます。この動作を繰り返します。これは太腿とふくらはぎの筋を伸ばす体操です。
曲げている方の足はかかとは浮かさないで、伸ばしているほうの足はかかとをつけてつまさきをたてます。左右行って1回とします。
手は足に沿えず、胸の前で組んでおくのがポイントです。これもなかなか大変ですが、10回程度は行うようにしましょう。
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出典:和太鼓入門((株)太鼓センター)
③腕回し
気をつけの姿勢から、腕を肩から大きく回し肩をほぐす運動です。両腕を一緒に回し前向きに10回、後ろ向きに10回、そのあとは右腕は前に左上は後ろに10回、今度はその逆に10回行います。
出典:和太鼓入門((株)太鼓センター)
④腰割り
太鼓を打つときのポイントのひとつである腰を使って太鼓を打つための体操です。
手を後ろに組んでまっすぐ立った状態から、足を肩幅より大きく開き、少し曲げ、そこからさらに深く膝を曲げて腰を落とします。そしてもとの状態にもどします。これを1回の動作として50回行います。このとき、上体はまっすぐにして、深く曲げたときにおしりが後にひけてしまわないようにしましょう。結構きついです。頑張ってください。
出典:和太鼓入門((株)太鼓センター)
⑤肩入れ
腰割の姿勢になり、手を膝に当てて上体を前に倒すようにして、肩を内側にいれます。股関節をやわらかくするための運動です。
出典:和太鼓入門((株)太鼓センター)
⑥手首の運動
バチを両手で持って、そのまま手を離さずに内側からぐるりと回す。そして元に戻す。その動作を繰り返します。これは手首を柔らかくするための運動です。
これらは私たちが練習を始める前に行っていた体操ですが、ほかにも首を前後左右に回したりアキレス腱を伸ばしたりと色々な体操を必要に応じて取り入れてみてください。