拍子木

拍子木とは

「拍子木」とは、樫(かし)、紫檀(したん)、黒檀(こくたん)、花梨(かりん)などの堅い木で作った四角い棒状で、その名の通り拍子をとるための木製の音具です。

二本の短い(約24センチ)四角の棒を打ち合わせると、耳をつんざくような甲高い音を出します。四方全部が平面ではなく、打ち合わせる面は両方とも反り上がるようにできています。

カーンと乾いた響きは楽曲の始まりや終わりに強いアクセントを与えます。

樫(かし)…ブナ科コナラ属の常緑高木の総称。日本にはシラカシ (白樫),アカガシ (赤樫),アラカシ (粗樫),イチイガシ,ウバメガシ などがあります。材は堅く耐湿性もあるので,船舶,農具の柄などに用いられます。

紫檀(したん)…マメ科の常緑小高木。材は周辺部が白で中心部が黒紅紫色です。木目が美しく堅いことから家具材として使われています。

黒檀(こくたん)…カキノキ科の常緑高木。東南アジアの原産で、材は黒色で堅く光沢があり、家具などに使われます。

花梨(かりん)…マメ科の高木。タイ・ミャンマー原産。狂いにくく硬いため、装飾材・家具・三味線の胴・細工物などの高級材として用いられます。

拍子木の役割

拍子木は、日本では古くから様々な用途に用いられてきました。拍子木が使われるところをといえば、芝居の幕開きや歌舞伎の中でのいろいろな合図に、また、相撲の開始や呼び出し、火の用心の拍子木などにも使われています。

拍子木は、和太鼓演奏の中にも、いろいろな場面で使われています。

私たちは、演奏の最初と最後に拍子木を使っています。最初は演奏を始める合図として、最後は演奏を終わる合図として使っています。拍子木を使うことにより、演奏自体を締めることができています。

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