和太鼓の曲について
和太鼓の曲が演奏できるようになると、ますます練習にも意欲がわいてくるものです。和太鼓にお勧めの曲やそれぞれの曲の特徴など、和太鼓の曲についてのQ&Aです。
Q:和太鼓の演奏でお勧めの曲を教えてください。
A:このページでも紹介している「ぶちあわせ太鼓」、「八丈島太鼓」、「屋台囃子」をお勧めします。それぞれ、平置き台、やぐら台、座り台を使って演奏するのが基本ですので、和太鼓の色々な叩き方を学ぶことができます。また、それぞれが独特のリズムになっていますので、変化があり面白いと思います。
私たちもまずこの3曲を練習しました。この3曲をマスターすれば、和太鼓の基本的な叩き方が身に付き、色々な曲に応用ができるでしょう。
Q:和太鼓が好きで太鼓を始めました。ひとつの大きな太鼓で複数人が参加できるような演目がありましたらぜひ教えてください。
A:私たちも演奏している「ぶちあわせ太鼓」をお勧めします。この太鼓は、神奈川県のとある漁師町の祭礼で演奏されている太鼓で、音の大きさを競い合って激しく演奏することから、別名「喧嘩太鼓」とも呼ばれています。
平置き台に太鼓を置き、「サントコドッコイ」の掛け声をかけながら3人一組でかわるがわる大太鼓を叩きます。最初はゆっくりと始まりますが、1ソロ、2ソロ、3ソロと演奏が進むにつれ、だんだんと早く、そして激しくなり、最後は、荒海をイメージしたようなクライマックスで演奏が終わります。
私たちは曲の途中で太鼓を奪い合う「喧嘩」を取り入れ、アレンジして叩いていました。3人一組で叩きますが、それぞれの叩き手が自分の個性を生かした叩き方をするところが魅力です
Q:学校祭のステージ発表で親友と和太鼓を演奏することになりました。2人とも初心者です。どういう曲がいいか教えてください。
A:2人で叩くのであれば、「八丈島太鼓」をお勧めします。この曲は、太鼓を横向きにして台座の上に乗せ、両面から2人で叩く太鼓です。1人は地打ちをたたき、もう一人はその地打ちに合わせて自由奔放に太鼓を叩きます。自由奔放と言っても、一応楽譜がありますので、まずはその楽譜で練習をして、慣れてくれば自分でアレンジして叩くと良いと思います。
一人が太鼓を叩き終えると、打ち手が交代して叩きます。それが終わった後は、2人同時に同じリズムを叩くもよし、もう一度、地打ちを交代して叩くもよし、色々とアレンジができ演奏時間も調節することができます。比較的簡単な太鼓なので、初心者の方も練習をすればきっとうまく叩けるようになると思いますよ。
私たちもこの八丈島太鼓はよく演奏する曲のひとつです。色々とアレンジができて、子どもから大人まで、2人以上いれば何人ででも演奏することができるし、やぐら台のほか平置き台でも太鼓が叩け、リズミカルで心地よいため、気に入っている曲です。