ぶちあわせ太鼓

ぶちあわせ太鼓

ぶちあわせ太鼓とは

「ぶちあわせ太鼓」は、神奈川県三浦市三崎の「海南神社」の祭礼の際に山車の中などで演奏されるお囃子の太鼓です。

昔は漁師たちが村ごとに大漁を祈り、競い合いながら心をひとつにして太鼓を叩いたといわれています。

勝った村はその年の大漁が約束され、負けた側は太鼓の皮を破られ海に投げ込まれたという言い伝えもあるほど激しい太鼓で、別名「けんか太鼓」とも呼ばれています。

海南神社の夏の例大祭

海南神社の夏の例大祭は、毎年8月に2日間行われており、三崎独自の木遣り(きやり)に合わせて厄除けの獅子が舞い、神輿(みこし)を担ぎ、子供たちがお囃子を叩く山車が市内を運行し、大変盛り上がるようです。


海南神社の夏の例大祭で叩かれている「ぶちあわせ太鼓」

荒馬座により舞台用に再創造される

「ぶち合わせ太鼓」は、多くの和太鼓グループによって演奏されていますが、現在、舞台で叩かれている「ぶちあわせ太鼓」は、民族歌舞団の「荒馬座」が舞台での演奏用に再創造したものです。

「荒馬座」で舞台化したものは、海南神社のお祭りで叩かれているお囃子の中に「昇殿」、「道化」、「サントコ」とある中で、主に「サントコ」の部分をアレンジしたものです。

たくましい漁師たちが、大漁を祝って、気持ちをひとつにして、力強く叩く様子を表現した太鼓です。

この太鼓は、三人が一組になり、一つの太鼓を声をかけ合いながら、また、締太鼓の叩き手も合わせて、個性豊かに太鼓の音を競いながら叩くさまが見どころの太鼓です。


「荒馬座美里7期研修生修了発表会」での「ぶちあわせ太鼓」の演奏です。

日本各地のグループによるアレンジ

「ぶちあわせ太鼓」は、和太鼓のグループそれそれが独自にアレンジして演奏しており、演奏団体によってはまったく違う太鼓のように見える場合もあり、各グループの個性を存分に生かせる太鼓ではないかと思います。

※この太鼓は、私たちが和太鼓のグループを立ち上げたときに最初に取り組んだ曲です。まったくの素人からの練習でしたが、スムーズに習得することができました。初心者にとっては、取り組みやすい曲ではないでしょうか。

私たちは、この曲により太鼓の基礎をしっかりと身に着け、曲を演奏することができるようになると、今度はお互いに太鼓を奪い合う(けんか)を取り入れたり、太鼓の音を競いながら叩き比べをすることなどを取り入れアレンジし、舞台用として仕上げていきました。

その後、太鼓の中に「獅子」を登場させ、太鼓の打ち手と獅子が対決する場面などを取り入れ「荒獅子太鼓」として独自の曲に仕上げました。

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